デジタルギフトにはどんな種類がある? 選び方やおすすめのギフトも紹介
オンラインで贈り物ができる、手軽で便利なデジタルギフト。法人、個人を問わず、さまざまなシーンで幅広く活用ができます。しかし、デジタルギフトという言葉を知っていても、まだあまり使ったことがない、どのような種類があり、いつ使えば適当なのかがわからないという人もいるでしょう。今回はデジタルギフトの基礎知識や、種類と選び方、人気のデジタルギフトを紹介します。
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デジタルギフトとは
デジタルギフトは、店舗で使えるバリューや引き換えできる商品を、オンラインで贈るサービスです。はじめに、デジタルギフトの概要と活用シーンを紹介しましょう。
デジタルギフトの基礎知識
デジタルギフトは、オンラインでやりとりができるギフトサービス全般の総称です。eメール、SNS等または現物のカードにコードを記載して相手に届け、コードは現金と同様に商品購入に使ったり、特定商品と引き換えたりできます。
デジタルギフトの商品群は、商品券、図書券、ビール券、旅行券など、これまでのギフトカードで扱われていた商品やサービスを網羅しています。また、ポイントやサブスクリプションといった新しい形式のサービスにも対応しています。
デジタルギフトを活用するシーン
デジタルギフトを活用できる主なシーンとしては、以下のような場合があります。
<個人利用の場合>
●結婚・出産・誕生日・入学・卒業・就職などの各種お祝いに
お祝いのメッセージに添えてデジタルギフトを贈ることができます。人生の節目で必要となる、さまざまな物品の購入に役立てられるでしょう。
●ちょっとしたお礼・お詫びのしるしとして
デジタルギフトは、少額から細かな単位で利用金額を設定できます。贈る相手に気を遣わせずに、ちょっとした謝礼やご挨拶として、またはお詫びの気持ちを伝えられます。
<法人利用の場合>
●販促キャンペーンの特典(SNSキャンペーン含む)に
販売促進を目的とした景品には、デジタルギフトが最適です。各種ポイントや食品クーポンなど、すぐに使える特典を付けることで、キャンペーン効果を拡大できます。SNS上でのフォロワー登録やリツイートに対するお礼としても、デジタルギフトの活用が増えています。
●アンケート回答の謝礼として
オンラインアンケート参加者への謝礼としても、デジタルギフトの活用は有効です。アンケートの最終ページでQRコードを表示させたり、アンケート受付メールにURLを記載したりすることで、コストをかけずに配布できます。
●レシートを使ったキャンペーンの景品に
最近では、レシートを撮影して応募できる手軽なキャンペーンをよく目にします。このキャンペーンの景品としてデジタルギフトを活用すれば、企業側でデータ管理や発送処理の手間がかかりません。同時に、キャンペーンに対しての好反応が期待できます。
●社内インセンティブ・福利厚生として
デジタルギフトの活用は、社外向けだけではありません。従業員に対する報奨やインセンティブ、福利厚生としての利用も可能です。現金と同様に使えるデジタルギフトであれば、使いみちが限定されないため、受け取った側の満足度を高められます。
デジタルギフトは大きく分けて5種類
デジタルギフトの種類には、店舗で使えるものやオンラインで利用するものがあり、さらに商品と引き換えできるものや、ポイントを現金同様に使用できるものなどがあります。それぞれについて、活用シーンも併せて紹介します。
1)各種ギフト券
Visaなどの国際ブランドのギフトカードは、主にオンラインショッピングやインターネット上のサービス購入などの利用が可能です。国際ブランドは汎用性が高く、用途も広いため、使いみちに困らないでしょう。
<活用シーン>
個人:お世話になった方へのお礼や引き出物、お祝いのプレゼントなど
法人:社内向けのインセンティブ、報奨や、取引先へのお中元・お歳暮・お車代など
2)各種ポイント
デジタルギフトで扱われるポイントには、「楽天ポイント」、「dポイント」などが挙げられます。ポイントのタイプにもよりますが、インターネットショッピングや、コンビニエンスストア、スーパーでの利用が可能です。
<活用シーン>
個人:友人や家族へのちょっとしたお礼や、プチギフトとして使うことができます。
法人:企業が活用する場合では、不特定多数の人に向けた施策に向いています。アンケート参加者への謝礼や、友だち登録やフォロー・リツイートなどのSNSキャンペーンの景品としての利用が考えられるでしょう。少額ポイントでも、ユーザーが手持ちのポイントに追加して使うことができれは、ポイントが無駄になりません。
3)現金
デジタルギフトには、現金と引き換えられるタイプもあります。「RealPayギフト」のように、口座不要でコンビニエンスストアのATMからお金を受け取ることができるサービスも登場しています。
<活用シーン>
個人:友人や家族に対して、スピーディーにお金を送金したいという場合に便利です。口座番号などの情報がわからなくても、メッセージで気軽に贈ることができます。
法人:特定のポイントを利用していない顧客層が多い場合には、現金のほうがマーケティング効果を得られることも。例えば、打ち合わせ先までの交通費として送る場合などにもよいでしょう。
4)商品やサービス
デジタルギフトには、特定の商品やサービスが購入できるタイプもあります。
<活用シーン>
個人:贈り物のカテゴリを決められるため、例えば「出産祝いとして赤ちゃん用品を贈りたい」といった場合に便利です。入学祝いに文房具を贈りたい場合や、成長に合わせて子供服を贈りたいといった場合にも利用しやすいでしょう。
法人:自社が提供する商品やサービスを、ギフトの対象として販売促進に利用すると効果が期待できます。例えば、美容業界の企業であれば、運営する店舗のネイルサービスやエステサービスが受けられるギフトや、新商品の化粧品と引き換えできるギフトを贈るといった使い方があります。
5)仮想通貨
ビットコインやイーサリアムなど、今話題の仮想通貨と引き換えができるデジタルギフトもあります。
<活用シーン>
個人:仮想通貨に興味のある友人に対して、ギフトとして贈ることが可能です。
法人:金融関連事業を行う企業であれば、デジタルギフトを活用して、資産形成に興味のあるユーザーにアプローチができます。ギフトを通じて、関連商品やサービスの紹介がしやすくなります。
以下の記事では、法人がデジタルギフトを活用してキャンペーンを展開する際に、参考となる情報を解説しています。ぜひご参照ください。
デジタルギフトを活用したキャンペーンとは? メリットや成功事例を紹介
デジタルギフトの種類を選ぶ際のポイント
デジタルギフトにはさまざまな種類があります。デジタルギフトを贈る際は、次のような点に注意して選ぶとよいでしょう。
●手数料負担
デジタルギフトを購入する側には、発行の際に商品の代金に加え利用手数料がかかります。手数料は5~10%程度が一般的ですが、利用金額に応じて料金体系が異なる場合もあります。キャンペーンの景品として利用するなど、配布量が多い場合には費用対効果に注意が必要です。
●贈る相手にふさわしいか
デジタルギフトには、ポイントや現金、各種商品・サービスなどの種類がありますが、その中から贈る対象との組み合わせを考慮することが大切です。デジタルギフトを活用してどのような効果を得たいのか、という点に着目する必要があります。
●受け取る側の使いやすさ
使いみちが少ない、利用するための手順が煩雑、商品の選択肢が少ないといったデジタルギフトを贈った場合、受け取る側で不満が生じるリスクがあります。せっかくコストをかけても使ってもらえず、満足度を下げるといった逆効果になりかねません。
●特別感を与えられるか
「ギフト」として贈る以上は、喜びやわくわく感を加味したいものです。現物のカードにコードを印字して贈る場合には、オリジナルデザインで作成できることが特別感につながります。使うたびに贈り元の企業のカラーやイメージが想起され、ギフトの効果が高まります。
おすすめのデジタルギフトを4つ紹介
最後に人気のデジタルギフトをご紹介します。
1)Visa eギフト バニラ
圧倒的なシェアを誇るVisaブランドのデジタルギフトで、Visaのオンライン加盟店で利用できます。500円から10万円までの間で、1円単位で金額設定ができます。企業の販促キャンペーンや従業員への謝礼としても活用しやすいでしょう。通常はコードをオンラインで送信するタイプですが、オリジナルデザインを施したカードにコードを印刷して、相手に手渡しすることもできます。
どこでも使えて受け取る側に喜ばれるVisaのギフトは、こちらからご確認ください。
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2)Giflet
クレジットカードのジャックスが提供するデジタルギフトサービスです。QuoカードPayなどのお店で使えるもの、Amazonギフト券、Google Play ギフトコード、 Apple Gift CardなどWebサイトで利用できるデジタルギフトを用意。「メールアドレス取得」や「Webからの申込みや資料請求」などの景品にも効果的です。郵便、メールでの配布に対応しています。
3)デジコ
ポイント交換だけでも約14種、合計交換商品6,000種類以上のデジタルギフトです。1円券1枚から発券でき、利用者も1円単位で利用が可能です。受け取った側は、Amazon ギフト券、Google Play ギフトコード、Apple Gift Cardなどのポイントやギフト券に交換して利用できます。
4)ポチッとギフト
SBギフト株式会社が提供する電子ギフトサービスです。セブン-イレブン、モスバーガー、ケンタッキーフライドチキン、サーティワン アイスクリーム、花キューピットなどの店舗で、商品と引き換えられます。配送型電子ギフトやモバイルクーポン発行など、独自のサービスも提供しています。
低コストで手軽・便利なデジタルギフトは新時代の贈り物
キャッシュレス化が進む時代に、贈る側と受け取る側の双方にとって、より便利な贈り物が求められています。デジタルギフトはオンラインで送付ができ、受け取る側もインターネット環境があれば、スマートフォンやパソコンなどから好きな商品を手に入れられます。デジタルギフトを活用すれば、メールアドレスやSNSアカウントといった少ない個人情報で、不特定多数のユーザーを対象としたマーケティングを、低コストで実現可能です。アイデア次第で、これまでにない独自のプレゼント企画を生み出すことも可能になります。ぜひ、紹介した種類や選び方を参考に、自社に合うデジタルギフトを検討してみてください。