就職祝いで知っておきたい基礎知識とマナー、おすすめのギフトをご紹介
就職は社会人としてスタートを切る、大切な人生の節目となります。就職祝いをする場合には、新社会人に向けて応援する意味を込めて、相手に喜ばれる贈り物であることが大切です。身近な相手であっても、マナーを知らないでいると、せっかくのお祝いに水を差しかねません。
今回は就職祝いを贈る際に知っておきたいマナーや、お祝いの相場、おすすめのギフトをご紹介します。
目次[非表示]
- 1.就職祝いの基礎知識
- 2.就職祝いで喜ばれる贈り物
- 2.1.ギフトカード
- 2.2.社会人としての生活に役立つもの
- 3.新社会人のスタートにふさわしい贈り物を選ぼう
就職祝いの基礎知識
就職祝いとは、就職が決まったことをお祝いするための贈り物です。
就職は人生の大きな節目であり、社会人としての第一歩です。学生の身分から抜け、一人前の大人として独り立ちする区切りとなります。就職祝いはそうした門出を祝い、新生活を応援する気持ちを伝えるためのものです。
就職祝いを贈る相手は通常、身内や親族、親しい友人、教え子など特に関係の深い間柄とされています。就職祝いではお祝い金として現金を贈る場合と、贈り物としてギフト品を贈る場合の2つのパターンがあります。
一般的に就職祝いは、「お返しをしなくてよい」お祝いです。そのため関係性に配慮しながら、相手に気を遣わせないためにも、高額にならないようにする必要があります。
就職祝いのマナー
一般的な就職祝いのマナーとして、のしは紅白蝶結びの水引を使います。蝶結びは何度も結び直しができるため、喜びがくり返されるという意味を持つ縁起の良い形式です。
のしの表書きは、「就職御祝」「祝御就職」「御祝」のいずれかを記載します。
就職祝いのタイミングは就職が決まったあとの、できるだけ早い時期にします。可能な限り入社1ヶ月前程度、入社式の2〜3週間前までに贈るのが理想的です。入社直前は何かと多忙なため避けるようにするなど、相手への配慮を欠かさないようにしましょう。
日本では数字について、縁起の良し悪しがあります。贈り物をする場合にも、「死」「苦」に通じる「4」「9」に関連するものは避け、セット数にも注意が必要です。偶数はお祝いに向かないため、現金の場合には奇数になるよう配慮します。金額の関係でどうしても偶数枚となる場合には、小さいお札を使うなどの方法もあります。
就職祝いの予算
就職祝いの相場金額は関係性によって変わるため、5,000〜5万円程度とかなり幅広くなります。関係性と一般的な金額相場は以下のとおりです。
◆ 親や祖父母から贈る場合
親や祖父母から贈る場合は、3万円〜5万円が相場です。親や祖父母は、子どもや孫の就職をもっとも喜ぶ立場であるため、高額なお祝いを贈る傾向がみられます。なかには車や高級万年筆など、子どもや孫からリクエストを聞いてお祝いするケースも多いようです。
◆ 兄弟や姉妹から贈る場合
兄弟や姉妹から贈る場合は、1万円〜3万円程度で考えます。兄弟や姉妹は血縁関係が近いものの、関係性としては並列であるため、親や祖父母ほど高額なお祝いを贈る必要はありません。
◆ 親戚や友人から贈る場合
親戚や友人から贈る場合は、1万円〜3万円程度です。血縁が近いほど高い傾向があるので、関係性で考えると良いでしょう。相手よりも年少である場合には、メッセージのみでも構いません。
◆ 友人・同年代のいとこなどから贈る場合
友人や同じ年代のいとこの場合には、5,000円~1万円程度が相場です。相手に気遣いさせず、無理のない範囲で贈るようにします。
就職祝いは一般的に3親等以内の親族に贈るものとされるため、知人であっても贈らなければならないということはありません。ただしあくまでも関係性の問題であり、特に目をかけてくれた恩師からお祝いをいただくという例もあります。相場については経済状況やお祝いする気持ちなどを考慮して、適切と考えられる金額を贈ることが大切です。
就職祝いで喜ばれる贈り物
就職祝いで喜ばれる贈り物を紹介します。
ギフトカード
何を贈れば良いのか迷ったときに役立つのが、ギフトカードです。
受け取った相手が自分の好みや、そのときのニーズに合わせて使うことができます。例えばビジネスシーンに必要となるスーツや靴、通勤用のバッグなどの購入に充てられるため、誰からも喜ばれるでしょう。
現金と同じように使えるギフトカードは汎用性が高く、使い道に困りません。休日のリラクゼーションや実用書、趣味の書籍の購入にも使うことができます。
贈る相手との年齢ギャップが大きいと何が喜ばれるのかがわかりくいものですが、ギフトカードであれば好みを外す心配も低減できるでしょう。
またギフトカードはコンパクトで扱いやすく、現金のように特別な郵送でなくても送付することもできます。新生活に向けて多忙な時期だけに出先で受け渡しができて、かさばらない贈り物としても重宝されます。
社会人としての生活に役立つもの
就職祝いは社会人としての第一歩を祝うものであるため、社会人としての生活に役立つものを贈ると喜ばれます。社会人生活に役立つアイテムには以下のようなものがあります。
◆ ビジネスバッグ
毎日使うものだからこそ、機能性とデザイン性を兼ね備えたビジネスバッグは喜ばれます。
ナイロン、レザー、キャンバスなど実用性のある素材と、PC収納スペース、ポケットの数、防水性などの使い勝手を考慮します。
◆ スーツ
親、祖父母、親族であれば、フォーマルな場面で着用するスーツもおすすめです。
色はネイビー、グレー、ブラックなどの定番色で、あまり流行を追わないオーソドックスなスタイルが重宝します。
◆ 万年筆・高級ボールペン
書類への署名やメモを取る際に、上質な筆記用具は社会人らしさを感じさせます。
ブランドとしては、 パーカー、モンブラン、パイロットなどが人気です。
◆ 腕時計
学生時代はスマートフォンですませていた場合でも、時間管理が重要な社会人にとって、腕時計は欠かせないアイテムです。
タイプはアナログ、デジタル、スマートウォッチなどさまざまですが、相手のライフスタイルに合ったものを選びます。
そのほかにもネクタイ、ハンカチ、ベルト、キーケース、財布、時計ケース、傘など社会人生活で役立つアイテムはたくさんあります。
一般的なアイテムであっても、ネームを入れると特別感が高められます。また学生とは違い、社会人にとって身だしなみはビジネスマナーの一環です。男性には身だしなみセット、女性にはポーチのセットなどもおすすめです。
◆ 相手の好みや趣味に合ったもの
よく好みがわかっている間柄であれば、相手の好きなブランドの服や小物類、アクセサリー、好きなスポーツのグッズなども贈り物の選択肢となります。文房具、カメラ、旅行券、好きなアーティチストのコンサートチケットなどを、相手の趣味や嗜好に合わせて選ぶのもおすすめです。
飲んだり食べたりするのが好きな人であれば、お酒やグルメ、スイーツの贈り物もおすすめです。お祝いらしいワインのセット、お祝いの席で食べられるグルメ、疲れたときに癒されるスイーツなど、普段よりも少し高めのものであれば華やいだ気持ちになることができます。
就職祝いを選ぶ際のポイントは、次の記事もご覧ください。
新社会人のスタートにふさわしい贈り物を選ぼう
就職祝いは新しい社会生活をスタートさせる人に向けた、エールの意味があります。お祝いをするのであれば、そうした気持ちが伝わるようなギフト選びをしたいものです。相手の生活スタイルをよく知っているのであれば、そこに合わせた贈り物を選ぶことができますが、何がよいのかわからない場合もあります。
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