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【事例あり】従業員のモチベーションをアップさせるには? その施策やメリット

従業員のモチベーションを上げることは、企業にとっていくつものメリットがあるため、人事担当者や経営層が常に気を配るべき事項といえます。モチベーションアップを実現するには、できるだけ多くの従業員が納得のいく方法を見つけ、具体的な施策を打つ必要があります。しかし、モチベーションアップにつながる方法には個人差があり、すべての人に対して効果を期待することは容易ではありません。

従業員のモチベーションが上がらない理由、モチベーションアップによる企業のメリット、モチベーションを上げる施策、他社事例を紹介します。

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目次[非表示]

  1. 1.モチベーションアップとは
  2. 2.従業員のモチベーションが上がらない理由とは?
  3. 3.従業員のモチベーションアップによる企業のメリット
  4. 4.従業員のモチベーションを上げる施策
  5. 5.施策によるモチベーションアップの事例
  6. 6.従業員のモチベーションアップは継続して行うことが大切

モチベーションアップとは

モチベーションアップとは、モチベーションを高めること、または、そのために行われる施策を意味します。

モチベーションとは

モチベーションとは、人が何かをする際の「動機づけ」や「目的意識」のことです。やる気、やりがいともいわれ、人事の場面では「業務に対する意欲」「仕事への熱意、意欲」「やる気」という意味で使われます。モチベーションが上がると、意欲を持って仕事に取り組めるようになります。

「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」

モチベーションには「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」があります。

・外発的動機づけ(外発的モチベーション)
外部からの刺激によってかき立てられる動機、やる気のことです。刺激とは、インセンティブ・昇給・昇格・懲罰といった人為的な誘因です。
モノをもらえるから頑張る、罰を受けたくないから頑張る、というわかりやすい目的意識から発生するモチベーションなので、すぐに効果を得られます。
しかし、コストがかかり、個人の長期的な成長にはつながりにくいです。

・内発的動機づけ(内発的モチベーション)
自発的に「○○したい」と内側から湧き上がる気持ちのことです。やる気、意気込み・関心・興味ともいわれます。内側から生まれる目的意識から発生するモチベーションの場合、即効性はなく、短期間で効果が出るものではありません。
しかし、長く持続し、高い集中力を発揮して質の高い行動を続けられます。また、仕事に取り組むことで高い達成感を得ることができ、個人的な成長にもつながります。

従業員のモチベーションが上がらない理由とは?

企業にとっては、従業員のモチベーションがいつも高い状態が望ましいでしょう。しかし、従業員のモチベーションは簡単には上がりません。なぜ従業員のモチベーションが上がらないのでしょうか。そこには、次のような理由があります。

・仕事にやりがいを感じない
仕事に魅力を感じない、達成感がないという場合は、モチベーションが上がりません。そのままでは離職の原因にもなります。

・業務内容に対して給料が低い
仕事そのものは気に入っていても、業務内容に見合った報酬を得られない場合、働き続けるモチベーションを維持できなくなるでしょう。

・人事評価や人事制度などに満足していない
自分の働きに見合った評価がされていない、他人のほうが優遇されているという不満はモチベーション低下につながります。

・仕事量が多すぎる
許容量を超える仕事量の割り当てが続けば、残業が増えて生活にも支障をきたす恐れがあり、モチベーション低下につながります。

従業員のモチベーションアップによる企業のメリット

従業員のモチベーションが上がると、企業にとってどんなメリットがあるのでしょうか。

・企業の風通しが良くなる
モチベーションが上がると、従業員は前向きに仕事に取り組むようになります。それによって、チームや社内の雰囲気も向上するでしょう。

・生産性が上がる
従業員のモチベーションが高い状態の職場では、それぞれが自主的に業務に取り組むため、より生産性の高い仕事で成果を上げることができます。結果的に、会社全体の業績向上につながるのです。

・人材定着につながる
モチベーションが上がることによって帰属意識が高まり、離職率が低下します。結果的に、良い人材の流出を防止できます。

従業員のモチベーションを上げる施策

従業員のモチベーションアップのため、人事部では次のような施策を行うことがあります。

・中長期的な目標をもたせる
具体的な目標があれば、それを実現しようというモチベーションが生まれます。すぐには達成できない、少し努力が必要な目標を設定させるとよいでしょう。目標を達成すれば、それがさらなるモチベーションとなります。

・十分な研修・教育
研修や教育を実施して従業員のスキルアップを図ります。スキルアップによって仕事のパフォーマンスが上がれば、目に見えるかたちでの会社への貢献となり、自信を得て、次のモチベーションにつながるでしょう。

・適切な評価
個人の業績を適切に評価されることは、従業員の安心感や満足感につながり、モチベーションの源泉となります。

・配属や配置の工夫
ジョブローテーションや社内公募などを実施して、異なる業務を担当できる機会を設けます。業務への理解が深まることで、新しいモチベーションにつながるでしょう。

・多様な働き方への対応
時短勤務やテレワークなどの多様な働き方へ対応している職場では、長時間オフィスで勤務できない従業員も仕事を続けることができます。これは、事情があっても働き続けたい従業員にとってはモチベーションになります。

・福利厚生の整備
給与だけでなく、オフィス環境や多様な休暇などの福利厚生を充実させることで、モチベーションを上げることも可能です。

福利厚生について詳しくは、以下の記事もご参照ください。
福利厚生にはどんな種類がある?導入のメリットや事例も紹介

・帰属意識の醸成
従業員に自社への帰属意識を持たせ、企業全体での一体感を醸成することで、自社への愛着を持たせることができます。それは、毎日のモチベーションにつながります。

帰属意識について詳しくは、以下の記事もご参照ください。
帰属意識を高めるためには? 具体的な施策や成功事例について

・決算賞与やインセンティブの用意
従業員に決算賞与やインセンティブのギフトを贈ったり、周年イベントでオリジナルギフトを配ったりするのも、モチベーションアップに有効です。

決算賞与やインセンティブについては、以下の記事もご参照ください。
決算賞与の支給要件や平均額は? 支給する時期やメリットも紹介
デジタルインセンティブとは?種類やメリット・デメリットと活用方法

施策によるモチベーションアップの事例

人事部門による従業員へのモチベーションアップの施策が成功した事例には、次のようなものがあります。

株式会社サイバーエージェント

「影のファインプレーを評価する」環境がつくられています。表に出ない仕事も正当に評価するといった施策です。それによって、従業員同士のコミュニケーションも活性化し、モチベーションアップにつながっています。 従業員間のコラボレーションも盛んになりました。

株式会社リコー

テレワークを推奨することで通勤・移動の時間を短縮しています。それによって空いた時間を自己啓発や余暇に使えるようになり、ワークライフバランスの実現とともに、モチベーションアップにつながっています。

株式会社伊藤園

「伊藤園大学」という従業員向けの自己啓発制度があり、自分の学びたい分野の講習を受けることができます。従業員個人のスキルアップになるとともに、仕事にも生かされるため、モチベーションアップにつながっています。

従業員のモチベーションアップは継続して行うことが大切

モチベーションアップは、企業としては重要な施策です。従業員のモチベーションが上がらなければ、生産性も低下し、経営が下降してしまうケースもあります。従業員のモチベーションはできるだけ上げておきたいものです。しかし、実際には人それぞれ嗜好は異なります。ほかの従業員と同じ施策が通用しない人もいるでしょう。そのため、できるだけ多くの従業員に合う施策を考えることが必要です。

企業側から働きかけるモチベーションアップの施策としては、主に賞与や昇給などの外発的動機づけが用いられます。もちろん外発的動機づけは大切ですが、従業員の内面のケアとなる内発的動機づけを高めることも忘れてはなりません。また、従業員のモチベーションを維持させるためには、定期的に研修や評価制度を実施するなど、こまめにかつ継続して施策を続ける必要があります。従業員のモチベーションをアップさせて、離職防止や業績向上を実現させましょう。

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