高級な周年記念品を贈るシーンは? ポイントや注意点、おすすめ品を紹介
周年記念は、企業にとって事業の存続を祝う行事であり、未来に向けた成長への起点ともなる節目です。社内外へ向けて感謝の意を伝えるとともに、記念品を贈呈する場面もあるでしょう。今後も引き続き企業を盛り立てていく力となってもらうためにも、周年記念品は心を込めて選びたいもの。今回は、特に高級な周年記念品を贈る際のポイントや注意点、贈る相手の満足度を上げられるおすすめの品を紹介します。
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周年記念品とは
周年記念とは、企業の創業や設立後5年、10年、20年などの節目に、事業を継続してこられたことを祝う行事です。
周年記念を迎えた企業では、無事に事業が継続できたことを社内外に伝え、祝うために周年記念行事を開催し、記念品を配布するのが通常の流れとなっています。
周年記念品は、通常業務で配布されるノベルティとは異なります。節目のイメージを表すためには、高品質で実用性が高いものに、企業ロゴやアニバーサリーの文字を入れ、高級感を付加するのがおすすめです。記念品の一例としては、卓上時計(飾り時計)・腕時計・食器類・文具類(万年筆・ボールペン・手帳・名刺入れ)・ギフトカタログ・ギフトカードなどが挙げられます。
周年記念品を贈るメリット
企業が周年記念品を贈ることには、以下のようなメリットがあると考えられます。
●企業のPR活動になる
●顧客や取引先との関係性の向上につながる
●従業員エンゲージメントの強化につながる
企業が高級な周年記念品を贈るのはどんなとき?
では、企業が「高級な品物」を周年記念品として贈るのはどんなときなのでしょうか。一般的には、10周年・50周年・100周年など、特に大きな節目を迎えたときなどです。
周年記念にあたり、企業の成長に大きく貢献した相手に対して、高級な周年記念品を贈ることで大きな感謝の気持ちを表します。贈る対象としては、大口顧客や、企業に成果をもたらしたプロジェクトの功績者・チーム、長年にわたり高い実績を上げている従業員・部署などが考えられます。
周年記念品を贈る場面としては、周年記念式典や、長く勤続した従業員に対する永年勤続表彰を行うイベントなどで、記念品を贈る場面が想定されます。これらのイベントを開催する際は、スムーズに運営するコツをつかんで事前準備を徹底する必要があります
周年記念、周年イベントに関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひご参照ください。
高級な周年記念品を贈る際のポイント
高級な周年記念品を贈呈する際には、企業として失敗のない品を選びたいものです。特別な記念品を贈る際に注意するポイントを紹介します。
ポイント①「相場」
高級、といっても金額的には幅広い範囲があります。贈る相手にもよりますが、「高級な周年記念品」の金額は、以下が一般的な相場のようです。
●従業員:従業員への記念品は5千円~1万円程度、特に功績があった場合には3万円以上
●懇意・重要な取引先:3~10万円ほどが目安
同じ金額の場合でも、広く知られたブランド品であれば普遍的なステータス・高級感があるため、相手に与える印象を深められます。
ポイント②「オリジナリティ・利便性」
企業の慶事として贈る品であれば、特にオリジナル性を意識したいところです。ごく普通の商品であっても企業の事業に関連するものや、コーポレートカラーを用いたオリジナルデザインを施すことで、「企業らしさ」を演出できます。
長く記憶に残り、記念品としての価値を高められるため、名入れやロゴは注力すべき点といえるでしょう。
周年記念も企業活動の一環です。ビジネスでも使える実用的な品物を選ぶと、相手に喜ばれ、長く愛用される可能性が高まります。
ポイント③「熨斗(のし)」
日本特有の文化として、フォーマルな進物や贈答品に添える飾りを「熨斗(のし)」といいます。のし紙にはさまざまな形式があり、シチュエーションに合わせて水引を使い分けます。
周年記念品に添える場合には、水引が紅白または金銀の蝶結びタイプを選択します。この形は、何度繰り返してもよい祝い事に使われるため、将来的な繁栄を意図する意味にもつながります。
ポイント④「贈る相手の好みや場面」
贈呈する品そのものについても、十分な検討が必要です。重要なのは、年齢・性別・職業などといった属性や、贈る相手の好みに合っているかどうかです。
例えば、高級ワインを選んで名入れで贈ったが、贈る相手が実はノンアルコール派だったというのではあまりに残念です。特に高額な記念品を検討する際には、可能な範囲で調査をして相手に喜ばれるかを考慮する必要があります。
贈る状況・持ち帰りの環境などにも配慮が必要です。配送する場合には、食器などの「割れ物」は避けたほうが無難です。会場で手渡しする場合にはサイズ感に留意し、持ち帰る相手の負担とならない範囲にとどめましょう。
ポイント⑤「贈ってはいけない品」
社会的な通念として、企業の周年記念品に使うべきでない品物もあります。例えば、「赤字」「火」「失う」「切る」などのマイナスイメージを想起させる品物は避けるべきとされています。ライターや刃物類などについては、慎重に判断する必要がありそうです。
名入れやロゴの印刷は周年記念品には必須ですが、一方で企業名や名前を目立たせすぎないことにも注意が必要です。目立ちすぎると嫌味になったり、人目が気になり使用をためらったりするおそれがあります。
おすすめの高級な周年記念品
周年記念やイベントで贈る高級な周年記念品としておすすめの品目を紹介します。
●ブランド品
ブランド品はブランドが持つステータスや、所有する価値を感じさせます。周年記念品とする場合には、キーホルダーや名刺入れなど、小さくても存在感を放つ品物を選ぶとよいでしょう。
●食品類
高級菓子や高級酒など、あえて形に残らないものを選択する場合もあります。この場合には、美しい容器やワインオープナーなど、付帯するものに名入れをするとよいでしょう。
●インテリア時計
インテリア時計は、周年記念品の定番ともいえます。調度品となるクリスタルやLEDライト、乾湿度計、天気予測などが付いた多機能型に人気があります。
●腕時計・懐中時計
企業とともに長く活躍してくれた従業員に対して、腕時計や懐中時計を贈る企業も多く見られます。実用性があると同時に、退職後も現職時代の思い出として大切にされるでしょう。
●高級グラス・皿・カップ
自宅用にはなかなか購入しにくい、バカラや切子などの高級なガラス食器も喜ばれます。グラスの底やお皿の裏側にさりげなく名入れができるため、周年記念品としても最適です。
●ステーショナリー
万年筆・ボールペン・本革手帳などのステーショナリーは、毎日の仕事で使えるのでビジネスパーソンからは歓迎されます。実用品として重宝すると同時に、高級な品物を持つ喜びを与えられるでしょう。
●オリジナルギフトカード
現代は個人の好みが細分化しており、すべての人に喜んでもらえる品物を選ぶことが難しくなりました。名入れ・ロゴを施したオリジナルギフトカードは、金券として利用できるうえ、細かい金額設定が可能なため、相手に合わせて現物の商品を選ぶよりも、柔軟に利用できます。
顧客・取引先へのお礼や従業員へのねぎらいの気持ちを、小さなカードでしっかりと表現することができるでしょう。
周年記念品については、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。
周年記念品にはどんなものを選べばいい? 商品例や他社事例、マナーを紹介
印象深い周年記念品を贈って感謝の気持ちを伝えよう
周年記念品は、事業継続の節目を祝う気持ちを周囲と分かち合うために配布する贈り物です。単に品物を渡せばよいというものではなく、喜びと感謝の気持ちを品物を通して伝えなければなりません。美しいデザインを施した名入りのオリジナルギフトカードで高級感を出したり、受け取った人が自由に利用できる記念品を贈ると、相手に喜ばれやすいでしょう。
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